4月21日(土)と22日(日)の二日間、『SHIKOKU Design Fusion(四国デザインフュージョン)』が香川県文化会館にて開催されました。
今回の上映は、ドキュメント映画『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』と伝統産業をテーマとした『デンサン』の二本立てでした。
【創造と神秘のサグラダ・ファミリア】
ー「世紀の建築プロジェクト」解明ドキュメントー
「完成まで300年」と言われた工期はどのようにして短縮されたのか。ガウディの意思を現在の技術でいかに再現するのか。関係者でなければ入れない内部の映像や建築関係者のインタビューを交えてプロジェクトの全容を解明していく。
監督:ステファン・ハウプト/出演:ジャウマ・トーレギタル、外尾悦郎、ジョルディ・ボネット、ジョアン・リゴール、ジョアン・バセゴダ、ライモン・パニッカー、ルイス・ボネット
配給・宣伝:アップリンク/原題:SAGRADA: El misteri de la creació(2012年/スイス/スペイン語/カタルーニャ語、ドイツ語、英語、フランス語/94分/16:9/カラー)
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/sagrada/
【デンサン】
ー伝統産業を繋ぐため葛藤する若者の姿を描くー
伝統産業は身近な存在であり、多くの人が大切に思い次世代へ繋ぎたいと願っています。なのに、伝統産業は生活様式の変化や後継者の問題などの大きな壁に直面しています。映画『デンサン』では伝統産業を守るために葛藤する若者の姿が描かれています。
監督:金森正晃/CAST:西野亮廣、山本真由美、みひろ、エハラマサヒロ、米田弥央、ほんこん、月影瞳、渡辺哲 他
公式サイト:http://www.den-san.net/
また、21日には水野佳史氏によるSDS大賞受賞セミナーと、株式会社能作の能作克治氏、井原理安デザイン事務所の井原理安氏によるトークセッションもありました。(司会進行:岩田功次氏)
「地元と人を繋ぐハブになる」ための能作氏の思いと実行力、それを実現するためのデザインを作り上げる水野氏のお話はとても参考になりました。自分たちの住む地域の文化や産業に誇りを持つことが地域活性には必要なのだと教えられました。
また、デザインをパソコン上だけで考えるのではなく、実際にモックアップを作成することの大切さや、素材の重要視など、ホンモノのサインとするためのアドバイスも頂くことができました。
三名の講師の経験や思考に基づく素晴らしいトークセッションを聞くことができました。
恒例の、香川県デザイン協会、(公社)日本建築家協会四国支部香川地域会、(一社)日本商環境デザイン協会、(公社)日本サインデザイン協会による合同パネル展示もあり、盛りだくさんなイベントとなりました。
ご来場いただきましたみなさま、またご協力いただいたみなさまに感謝を申し上げます。
第4回目のSHIKOKU Design Fusion の開催も予定されていますので、お楽しみにお待ちください。